コミュニケーションツールとしてのiPhoneとTwitter、そしてその未来
ユビキタス(Ubiquitous)とは、それが何であるかを意識させず(見えない)、しかも「いつでも、どこでも、だれでも」が恩恵を受けることができるインターフェース、環境、技術のことである。
Wikipedia "ユビキタス"
私は攻殻機動隊が大好きだ。
原作は端折って読んだだけだが、映画も連作アニメ"Stand Alone Complex"も繰り返し観賞している。
中でも「14. 左眼に気をつけろ POKER FACE」が特に好きなのだが、それは今回の話とは直接関係がない。
関係しているのは「電脳」と呼ばれている世界である。
脳に直接、膨大な数のマイクロマシンを注入し、神経細胞とマイクロマシンを結合させ、電気信号をやりとりすることで、マイクロマシン経由で脳と外部世界を直接接続する技術...
...電脳化した者同士であれば、有線・無線を問わず他者との通信が行える他、自分の視覚情報や触覚、さらには感情まで相手に伝えることができる。
Wikipedia "電脳化"
最初に私の目に飛び込んできたのは...
先週あたりにこの「しゃべったー」というiPhoneアプリがリリースされるというニュースを見た。
これはTwitterの呟きを人間の「手」ではなく「声」で入力するアプリだ。
「しゃべったー」よりも前に音声入力式のTwitterアプリがあった気がするのだが忘れてしまった。
人間とは忘れるからこそ生きていけるのであり...
いや、今回は「記憶」の話ではない。
この「しゃべった〜」は私の中で大きな意味を持つアプリであり、そして手の不自由な方にも画期的なアプリであると信じたい。
脳がデバイスに直接信号を送るわけではないが、音声により文字が入力されるというのはユビキタスな未来への第一歩だ。
また、携帯電話発明の父はこう語る。
iPhoneだって? 一体アレは何だね? あんなに使いにくい電話機はないよね。複雑すぎるったらありゃしない。なんでもできるユニバーサルな商品を、あらゆるユーザー層を狙って作ろうとすればするほど、たいした良い物はできないのさ。これから将来に成功するのはね、生活を大いに向上させ単一の機能に特化した製品だよ
http://www.gizmodo.jp/2009/11/iphone_229_raku.html
つい先日、電車の中でお年を召した方がiPhoneを使っているのを見た。
iPhoneを「複雑すぎる」と語る携帯電話発明の父に、「しゃべったー」を使った感想をぜひ聞いてみたい。
そして次に私の目に飛び込んできたのは...
ぜひ動画をご覧頂きたい。
Gizmodoはシリアスな話題をライトに紹介するのが上手なサイトなのだが、私はこれを大真面目な話だと思った。
そして最後に私の目に飛び込んできたのは...
これはAppleが発売するというタブレット端末「巨大なiPhone」であり、その文字入力方式が画期的である。
画面には巨大な10キーが表示され、ユーザーは10本の指をそこに置くだけで動かす必要がない。
頭の中で「こんにちは」と呟く事により、脳が発する電気信号がシナプスを経由する事で神経伝達物質として放出される。
そして神経伝達物質が受容体と結合する事により刺激が指先まで伝わり、静電気が「こ」「ん」「に」「ち」「は」と10キーに伝える。
頭の中で呟くだけでTwitterを楽しむ事ができるのだ。
というのは私の勝手な妄想なのだが、これを成し得るのはApple以外にないと思っている。
パーソナルコンピュータのハードとソフトを同時に創造している稀な企業であり、自社の製品に「愛」のあるApple。
余談
少し前に”ググるな危険”という記事を読んだのだが、”Wikiるな危険”を書くべきか。
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