Tweetie for iPhone の隠れた機能


Twitter社がiPhoneのTweetieを提供するAtebits社を買収し、数週間以内にアプリを無料化する。

昨年10月に関連記事を書いて以来、Tweetie2の使い心地に魅了され5ヶ月ほど使い続けている身としては少々寂しい感がある。お金を出してアプリを購入しないと得られなかった「気持ち良さ」と「所有感」がなくなるのだ。

無料化された後、現在使っている有料アプリが、どのように統合されて行くのかは分からないが、おそらく広告が入っても使い続けるだろう。私はMacを持っていないので知らなかったのだが、@kentaromameさんの情報によると、Tweetie for Mac の広告はこのようにツイートに紛れこむようだ。他の無料のTwitterアプリのように、広告が画面上部に常に表示されるのは耐えられないが、これなら気になる事はなさそうだ。(左がTweetie for Macの画像、右はTweetie2のタイムライン)

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そんな愛して止まないTweetie。今まで体系的なレビューを書いた事がなかったが、Tweetieの基本機能については詳細な説明は要らないだろう。Macのメニューバーがアプリごとに切り替わるように、Tweetieのアンダーバーも場面ごとに切り替わる。初めてでも戸惑うことなく使う事ができる。

ユーザーフレンドリーなUIに加え、Tweetieは他のアプリに比べて画面の配色が優しい。アンダーバーでMentionなどの更新情報を知らせる薄い青の光。白の背景にサイズを変更できる黒い文字。どれも原色ではなく少し強さを抑えた色になっているのかもしれない。Twitter社の目に狂いはないようだ。

今回はTweetieのあまり知られていないと思われる便利な機能を紹介したい。他のアプリは意外とこのようなサービスを使う事ができない。

電話帳へのユーザー登録

例のドラマの話ではないが、Twitterをやっていると少なからずオフ会に出席する事がある。初めて会う人とは事前にDMで電話番号を交換する事が多い。DMで電話番号を教えてもらたったら、その番号をコピーして、プロフィール右上の電話帳アイコンをタップするといい。遷移した後の画面で「Create New Contact」を選択すれば電話帳の登録画面になる。そこで電話番号をペーストすれば、名前とアイコン付きで電話帳に登録する事ができる。

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Overlaprによるユーザー同士の相関

例えばこのように@hiro45jpさんのプロフィール画面を表示させる。下にスクロールするとServicesという項目の中に「Overlapr」というボタンが現れるはずだ。タップすると内蔵ブラウザでOverlaprのサイトが表示される。これは自分と相手の共通Friends、共通Followersが何人いるか確認できるサービスだ。新たにユーザーをフォローする際の目安となるだろう。

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紹介した画像は小さくて見辛いが、@hiro45jpさんとは120人の共通Friendsがいて、363人の共通Followersがいる事が分かる。おそらく私のFriendsの中では一番多い割合だ。彼は私のTwitterとブログの原点だからだ。

TweeteoritesによるFriendsのFavorite状況

Tweeteoritesは以前の記事でも紹介したようにアプリもあるが、WEBサービスもある。これは自分のFriendsがスターをつけたツイートを確認できるサービスで、誰がスターをつけたかも分かるようになっている。自分がフォローしている人は共通の趣味を持っている事が多いので、スターがつけられたツイートは興味を惹くものが多い。

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内蔵ブラウザで表示されたTweeteoritesの画面で、上部のタブを「Ego Boost」に切り替えると、スターをつけてもらった自分のツイートを確認できる。「Leaderboard」はTwitter全体で多くのスターをつけられたツイートが確認できるが、残念ながら集計しているのは米国のツイートが中心だ。

非公式RTの問題

Tweetie最大の問題。非公式Retweetができない点。これはTwitterが買収した事により、良い方向に流れるのではないかと思っている。それはTweetieに非公式Retweetの機能が組み込まれるという意味ではなく、Quoteによるvia形式が標準となるかもしれないという意味だ。公式Retweetと非公式Retweetにはそれぞれメリットがあるので区別する必要がある。そこで、同じ「RT」という記号を用いるのではなく、「非公式Retweetはvia形式にする」とTwitter社が統一すればよいのではないか。他のアプリは非公式Retweetの仕様変更を強いられるが。

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現在Tweetieで非公式Retweetをする場合は、上の画像で紹介した方法が一番分かりやすいのではないかと思う。Quote Tweetをタップした後、「QT:」を挿入して先頭にコメントをつける方法だ。

最後に

今回の記事タイトルは、無料化を見越して「Tweetie2」ではなく「Tweetie for iPhone」にした。現在もAppStoreでTweetie2は350円で購入できるようだ。おそらく無料化を控えている今、わざわざお金を出して購入する人は少ないと思うが、AppStoreへのリンクを貼っておこう。おそらく最後の有料Tweetieへのリンクとなる。


Tweetie 2(AppStore 350円)


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