特集|Web同期型のiPhoneメモアプリ
iPhoneのWriteRoomがバージョン3.0でDropBoxとの同期に対応した。だが、その代償としてSimpleText.wsとの同期を失った。
SimpleText.wsはWeb上で編集できるテキストエディタで、ブラウザで調べものをしながら書くのに便利だった。
DropBoxはファイルをローカルアプリで開く必要がある。ブラウザ、テキストエディタ、その他諸々、複数のアプリを立ち上げることになる。それよりはブラウザでテキストを編集したほうが、シンプルで都合がいい。
AppStoreでWeb同期型のメモアプリを探した。
Notespark
安定感のあるシンプルなメモアプリ。Star・Tags・Sharedでメモを整理できる。Starを付けるとアプリのアイコンにバッジが表示される。TodoやReminderとしても使えそうだ。入力画面の背景は黄色と白色から選べる。アプリの起動が速く、Webのエディタも画面が広く動作が安定しているため、メインとして使える。
Web App
MomoNote
起動速度は申し分なく、動作も安定している。メモに画像を挿入できたり、画面テーマを変更できたりと機能は豊富だが、それでいてUIは崩れていない。メインとして使えるアプリだが、唯一残念なのはWebアプリの編集画面が小さい点だ。
App Store
Web App
Catch Notes
無料で使えるシンプルなメモアプリ。動作も安定していて、画像や音声の貼付けに対応している。メモは作成日やアルファベット順で並び替えることができる。また、本文中に"#〜"というタグを挿入してソートすることも可能だ。Webアプリもシンプルで好感が持てる。無料アカウントは1ヶ月70MBまで、プロアカウントは1GBまでアップロードできるようだ。
App Store
Web App
Notefile
同期の設定以外は何も変更ができない。上質な紙を思わせる薄茶色の背景に、黒い文字を入力し、ひたすらメモを書き留めるスタイルだ。メモの並び順は作成日のみ。タグをつけることもできない。余計な機能を排除したこのメモアプリは潔い。Webアプリの編集画面は小さく、メモ用紙のようだ。
App Store
Web App
Notacious
フォント、文字色、並び順が設定できるシンプルなメモアプリ。Webアプリは編集画面が大きく、入力しやすい。だが、iPhoneアプリは荒削りだ。メモのタイトルが変更できなかったり、アプリが落ちる事がある。今後に期待したい。
App Store
Web App
Basic Note
今回紹介するアプリの中で、唯一、黒背景・白文字入力ができるメモアプリ。このアプリは1枚の紙だけで構成されている。複数のメモを作成する事ができない。メインのテキストエディタにはならないが、使い道はあるかもしれない。
App Store
Web App
NoteBook
タスク管理サービス"Toodledo"と同期できるテキストエディタ。今回紹介するアプリの中では唯一、TextExpanderに対応している。iPhoneで作成したメモはToodeldoのnotebookに同期される。Toodeldoユーザーにとっては貴重なメモアプリ。Toodledo未体験の方には、きっかけとなるアプリだ。
App Store
Web App
Simplenote
以前にも紹介した安定感抜群のメモアプリ。直前の編集状態に戻る履歴機能や、メモにピンやタグをつけてソートする機能が便利だ。アプリは無料で、広告が表示される。以前は600円で広告を排除できたが、今は2300円のプレミアムコースしかないようだ。
App Store
Web App
最後に
WriteRoomを活かす方法もある。DropBoxのテキストファイルをWebで編集できるTextDropというサービスがあるのだ。だが、メモの数が多くなるとファイルを選択できなくなる問題がある。
Catch NotesやMomoも捨てがたいが、当面はNotesparkを使おうと思う。バッジが発破をかけてくれる気がするのだ。もっと書けと。
いつか掘り下げて紹介したい。
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